鑑定評価Q&A
Q:どうしたら不動産鑑定士になれますか?
A: 不動産鑑定士になるには、国家試験である「短答式試験」及び「論文式試験」に合格し、国土交通大臣の登録を受けた実務修習機関において「実務修習」を受け、その修了考査の結果修了を認められ、国土交通大臣の修了の確認を受けることが必要となります。不動産鑑定士とは、不動産鑑定士試験に合格し、国土交通省に備える不動産鑑定士名簿に登録を受けた者をいいます。
詳しい試験内容に関しては下記を参照して下さい。
Q:評価額はどのように決まるのですか?
A: 不動産の鑑定評価では、複雑で専門的な方法により評価されますが、簡単に言えば、①土地造成費や建物建築費など、それまでにその不動産にかけた金額、②似たような不動産がいくらぐらいで取引されているか、③その不動産を賃貸したり、その不動産で事業を行った場合、どの程度利益が得られるか、といった観点から調査・分析し、不動産の価値を判断します。私たち不動産鑑定士は、日頃から不動産市場を常にウォッチし、専門的な手法を駆使して、不動産の適正な価格を評価します。
少し詳しい内容は、『不動産の鑑定評価について』にも記載しています。
Q:鑑定評価には、どのくらいの費用がかかりますか?
A: 不動産鑑定業者が鑑定評価業務に関して請求することのできる報酬は、業務に要した直接人件費、直接間接の経費、技術料、出張旅費等の特別経費及び消費税額に相当する額が合算されたものとなります。
しかし、協会としての統一的な報酬基準はなく、「不動産鑑定業者が不動産の鑑定評価に関して請求することの出来る報酬の基準」(国土交通省告示)に基づき、各鑑定事務所が各々、鑑定評価の料金を定めています。
また、各鑑定事務所においても、一般に、評価する不動産の種類(宅地,農地など)、類型(土地のみ、建物付きなど)、評価額、評価の方法(正式な鑑定評価,簡易な評価など)により異なります。
詳しくは、各鑑定業者におたずねください。